気ままに読書

休日はもっぱら読書に耽る。

今回は自分が沢山の本を読もうと"キッカケ"になった本について書こうと思います。

タイトルは『本を守ろうとする猫の話』

 

本を守ろうとする猫の話

本を守ろうとする猫の話

 

 タイトルをみると学生向きの本じゃ無いか!

なんて思ってしまいそうですがその通りです。

とても読みやすくファンタジー感が強い作品となっております。

読んでから随分と日が経っているのであまり覚えていないが本が大好きな少年が猫に連れられ異世界に存在する本達を守っていく話。

それぞれの世界では本について自己の考えがあり、主人公が間違った考え、矛盾に立ち向かっていくって感じだったと思います。

読んでいくに連れ、何故こんなにも本が好きなのか、本についてどう考えているのか、そういった疑問や考え方がファンタジー越しに伝わってきます。

この本と出会う前は一貫して好きな作者の本ばかり読み、興味がない、いまいちタイトルや中身に関心ごとがないなーなんて思って結局いつも読みやすい本ばかり読んでいましたが、この本に出でくる一説に心が揺らぎました。今自分が読んでいて読みやすいなと感じているのは自分が知識として知っていることが多いからではないか?つまらない、難しい、そう感じているのは自分にとって知らない事が沢山綴られているかではないか!と思い、色んなジャンルの本にも手を出すようになりました。

この"難しい"と感じる事が知らない事であり学ばなければならないと感じた。

色んな本を読もうという姿勢を学ばせて頂いた自分にとって数少ない小説でした。

次は何を読もうかなーとかなんの本から読もうかな!とこれから本を読み始めようとしている方々や違う本も読んでみたい!と思っている方には是非読んでもらいたい。

きっと沢山の本に触れたいと勇気付けられる事でしょう。